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「インバウンド対策」って、何から始めるの?まずは知っておきたい「インバウンド」の近況をまとめてみました

2016年7月12日
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昨年、2015年の年間流行語大賞が「爆買い」になったことに象徴されるように、「インバウンド」というキーワードが非常に注目されています。「何らかのインバウンド対策を取らなければ…」と検討中の方も多いのではないでしょうか?

でも、「インバウンド対策は何をすれば良いのか?」と、このような悩みを抱えている方も少なくはないと思います。そういう方は、インバウンドの近況からポイントをつかむところから始めてみてください。
抑えるべきポイントは、
「どこの国から多く訪日しているのか」
「何を多く購入しているのか?」
「ツアーで来ているのか、個別で来ているのか」
です。
これらのポイントを抑えることで、対策すべき外国人観光客のイメージがつかめてくると思います。

インバウンドの最新データと考察

年間の訪日外客数は1973万人。前年からの増加率は47%(2015年)

年間訪日外客数
出典:平成28年1月19日観光庁発表「平成27年年間値」

2003年「ビジットジャパン」キャンペーンから日本のインバウンド対策が始まりました。当初の計画では、2010年には訪日外客数を1000万に到達させることでした。
2009年に見られる落ち込みはリーマンショックや新型インフルエンザが影響していると考えられます。
2013年に入ると日本観光局(JNTO)が記録する中で過去最高の伸び率を更新し続けています。おそらく今後も訪日外客数は増加を続けると考えられます。

年間の旅行消費額は3兆4,771億円。前年からの増加率は71%(2015年)

年間旅行消費額1人当たりの旅行消費額
出典:平成28年1月19日観光庁発表「平成27年年間値」

旅行消費額も訪日外客数の増加に比例するように増加していることが確認できます。さらに、1人当たり旅行支出も17万6,168円と前年(15万1,174円)に比べ16%増加したことにより、訪日外国人全体の旅行消費額が大きく増加しました。
旅行消費額も引き続き増加を続けていくと考えられます。

1人当たり旅行支出を費目別 飲食費は、3番目に高い「3万2,528円」(2015年)

1人当たり旅行支出を費目別
出典:平成28年1月19日観光庁発表「平成27年年間値」

訪日外国人1人当たり旅行支出を費目別にみると、買物代が7万3,663円と最も高く、次いで宿泊料金(4万5,465円)、飲食費(3万2,528円)の順で高くなります。
費目毎に1番高い国を見ると、買い物代は中国、宿泊代はイギリス、飲食代はオーストラリアが1番高くなります。
費目毎に1番の国が異なるのは、国ごとに日本へ訪れる目的が異なっていることに関係しています。
アジア諸国は買物代が最も高い国が多いのに対し、欧米豪諸国は宿泊料金が最も高い国が多くなります。これは、アジア諸国は、比較的短期間の滞在で買い物を目的として来訪する旅行者が多く、欧米豪諸国は、比較的長期間の滞在で、日本の歴史・伝統文化体験などを目的として来訪する旅行者が多いためと考えられています。

年間の国籍別訪日外客数 中国、韓国、台湾が順に高い結果に(2015年)

年間国別訪日外客数
出典:平成28年1月19日観光庁発表「平成27年年間値」

国別にみると、中国からの観光客が約500万人、韓国が約400万人、台湾が約367万人と続きます。
日本のインバウンド(観光)にとって最重要国となっていることが分かります。また、2015年になり、アメリカからの観光客が100万人を超えたこと、東南アジア諸国からの観光客が増えてきていることも注目されています。

訪日外客数が多い国(中国、韓国、台湾)は団体ツアーが多い傾向(2015年)

旅行スタイル
出典:平成27年10-12月期官観光庁データ

訪日外客数の多い(中国、韓国、台湾)は団体ツアー申込が多くなっています。一方で、東南アジア諸国やアメリカ、ヨーロッパでは個別手配で訪日する方の割合が大きくなっています。
日本からの距離や訪日する観光目的によって、旅行スタイルが関係していることが考えられます。

台湾、香港は2回以上訪日している観光客が多く、全体の8割を占める(2015年)

国別訪日回数
出典:平成27年10-12月期官観光庁データ

台湾、香港は2回以上訪日している観光客が多く、台湾においては台湾人が最も多く訪れた旅行先は3年連続で「日本」というデータもあります。
中国は訪日外客数が多くも初めて日本に訪れる方が多くなっています。

まとめ

2015年のデータからインバウンドの近況をまとめてまいりました。ポイントは抑えることはできたでしょうか。
改めて整理すると、
訪日外客数の割合で多いのは、「中国、韓国、台湾」
旅行支出では、「買い物代は中国」、「宿泊代はイギリス」、「飲食代はオーストラリア」
旅行スタイルでは、「アジア圏は団体が多く、それ以外では個別手配」

いざ、「インバウンド対策を始めよう、強化しよう」と考えている方の参考になったでしょうか。これからもみなさまのインバウンド対策に役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。